Postfixは便利、でも長く使っていたりすると、キューに送信エラーなどで
バウンスしたメールが大量に溜まってしますこともある。
溜まったままにしておくと、リトライ処理でリソースを使ってしまうだけでなく
スパムメール判定されやすくなってしまいます。
不正なリレーに使用されたりしていないか、メールログ調査を行うときなどにも
Postfixのqueueを確認する場合があるでしょう。
そんなときに使うコマンドを書き溜めておきます。
概要
コマンドまとめ
- キューの一覧確認する: postqueue -p
- 指定したキューの中身を確認する: postcat -q QueueID
- 指定したキューを削除する: postsuper -d QueueID
postqueue -p
一覧を表示するときは postqueueというコマンドを使います。
一番左側の英数字「1D37C44F2F3」、「511C45F7E6」がキューのIDです。
中身を確認したり削除するときに必要になります。
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$ postqueue -p -Queue ID- --Size-- ----Arrival Time---- -Sender/Recipient------- 1D37C44F2F3 3282 Mon Oct 28 14:13:08 kaneko@qzc.co.jp (host <!--RndAds--> hogehoge.co.jp[1.1.1.1] refused to talk to me: 554 5.7.1 Service unavailable; Client host [1.1.1.1] blocked using b.barracudacentral.org; http://www.barracudanetworks.com/reputation/?pr=1&ip=1.1.1.1) ageage@exemple.com sagesage@exemple.com 511C45F7E6 1909 Thu Oct 31 09:00:38 info@postfix.example.com (host ah1hogehoge.ne.jp[2.2.2.2] said: 450 4.5.3 No Thanks. (in reply to RCPT TO command)) dovecot@hogehoge.com |
postcat -q キューID
キューの一覧を確認したら、特定のキューの中身が気になるはずです。
内容を確認するにはpostcat コマンドを使用します。
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postcat -q 511C45F7E6 |
実際に送ろうとしたメールを確認できます。
postsuper -d キューID
内容を確認したあと、不要だと判断したキューは削除しなくていけないです。
不要なキューを削除するにはpostsuperコマンドを使用します。
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postsuper -d 511C45F7E6 |
これで、Postfixでメールキューに関する調査は余裕だね。
じゃあね〜〜。