CentOS7 で外部からどのポートが空いているか確認する方法【Nmap】

Nmapとは"Network Mapper"の略で、フリーのネットワーク検知・セキュリティ検査ツールです。
ネットワークが影響してアプリが表示されないときや、接続がうまくいっていないときに利用します。

サーバー内部からポートの開放状態を確認するには過去記事にあります。
Centos7 でポートを開放する方法:コマンドとファイル書き込み

今回は、内部からでなく外部からポート検査する方法を書き溜めます。

概要

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Nmapで外部からポートの開閉状況・利用状況を確認する

Nmapを使う際の注意事項

まずこの記事を読み進める前に下記を一読してください。

Nmapはポートスキャンが実行可能なツールなため、
対象のホストに対してネットワーク負荷をかけます。
Nmapを使用する対象は、自身の管理するホストに対してのみ実行するようにしてください。

Nmapのインストール方法

CentOS7では、Nmapをyumでインストールできます。

yumで入るのは、バージョン 6.40あたりだと思う。

Nmapの使い方、Nmap結果の見方

Nmap結果の見方

Namp実行で出力される6つの状態はそれぞれ下記のようになっています。

  • open
  • アプリケーションがTCPコネクションやUDPパケットをアクティブに受け入れている状態。いわゆるポートが開放されており、アプリケーションが稼働している状態。

  • closed
  • アクセス可能(Nmapのプローブパケットを受信したり応答したりする)だが、そこで受信待機しているアプリケーションがない状態。アプリケーションが停止している場合に多い。

  • filtered
  • パケットフィルタされているため、開閉状況をNmapで取得判別できない状態。詳細をみるにはルーターやファイアウォールを確認する。

  • unfiltered
  • ポートにはアクセスできるが、そのポートの開閉状況をNmapで取得判別できない状態。ACKスキャン利用時のみ。

  • open|filtered
  • ポートが開いているかフィルタ処理されているかを判別できない状態。openポートからの応答がないタイプのスキャンには、こうしたケースが発生する。

  • closed|filtered
  • ポートが閉じているかフィルタ処理されているかを、Nmapで取得判別できない状態。IPID Idleスキャン利用時のみ。

基本的に、open, closed, filteredが出力されます。

全ポートを確認する確認する方法

ホストを指定して、全ポートをスキャンしてポートの状況を確認するのは
nmap <ホスト名orIP> でできます。
実際に実行するとこんな感じ。

指定したポートの開閉状況・使用状況を確認する方法

特定のポートの開閉状況・利用状況を確認するためには、-pを使用します。
nmap -p <ポート番号> <ホスト名orIP> でできます。
複数指定する場合は、カンマで区切ってね。
実際に実行するとこんな感じ。

詳細を表示したいときは
-vv を追加してください。

あと詳しくは公式をみてね。
SCAN方法の指定など細かく指定が可能です。



じゃあね〜〜〜〜。