そんなにしょっちゅう使うことはないけど
たまーに要件次第で使うことがあるLinuxファイルシステムのバックアップ。
dumpコマンド使えばいいじゃん!だと駄目で、
ファイルシステムによって使用するコマンドが異なってきます。
今回はLinuxでよくあるバックアップコマンドを
ファイルシステムごとに書き溜めしておく。
そのままバックアップではなく、圧縮してバックアップする想定です。
概要
Linux ファイルシステムの確認方法
まずファイルシステムを確認する方法はdfを使う。
Tオプションを使用します。僕の環境だとこんな感じ。(CentOS7)
出力された二番目のタイプのところです。
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$ df -T ファイルシス タイプ 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/mapper/centos-root xfs 52403200 14675148 37728052 29% / devtmpfs devtmpfs 1446908 0 1446908 0% /dev tmpfs tmpfs 1457972 0 1457972 0% /dev/shm tmpfs tmpfs 1457972 146020 1311952 11% /run tmpfs tmpfs 1457972 0 1457972 0% /sys/fs/cgroup /dev/sda1 xfs 1038336 145832 892504 15% /boot /dev/mapper/centos-home xfs 48202756 3602016 44600740 8% /home |
xfsだったり、devtmpfsだったりext2だったりいろいろです。
ext系のバックアップコマンド
ext2、ext3、ext4のファイルシステムをバックアップする時に使用するコマンドがdumpです。
インストール方法はyumで一発
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$ sudo yum install dump -y |
バックアップは下記の感じ。
gzipします。
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$ dump -0f - /dev/sda1 | gzip -9 > /tmp/backup_ext.gz |
xfs系のバックアップコマンド
xfsのファイルシステムをバックアップする時に使用するコマンドはxfsdumpです。
インストール方法は、dumpと一緒でyumで一発。
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$ sudo yum install xfsdump -y |
バックアップは下記の感じ。
dumpとほとんど変わらないね。
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$ xfsdump - /dev/sda1 | gzip -9 > /tmp/backup_xfs.gz |
vfat系のバックアップコマンド
vfat, vfat32などはdumpコマンドは使用せず、tarで圧縮しちゃいます。
tarはデフォルトで入っているはずだけどもしなかったら
yum使って入れてね。
バックアップは下記の感じ。
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$ tar cf /tmp/backup_vfat.tar /dev/sda1 |
ファイルシステムごと(全部じゃないけど)のバックアップ方法を書き溜めした。
足りない他のやつはそのうち書き足して行きます。
じゃあね〜〜〜〜〜。